まさか、そんなコトをいわれるとは、思ってなかった。


「───ほんと、バカ…」


ふわりと、わたしの身体は温かいモノに包まれた。


「ゆいー…?」


ギュッと、力強く抱きしめられた。


「あたしに言ってよ。そんな悩む前に。
───あたしたち、親友でしょ?」


"親友"


ギュッと、抱きしめ返す。


「───うん。ぜったい、言う」



あらためて、親友って大事な存在だと思った。
 


気づいてないだけで、とても、大きな存在。