年下男子とナイショのキス

「ね…っ!お願い……」


縋るような声を出すセンパイ。


俺が急に止まったからか、ザリザリッと、地面に靴のこすれる音が響く。


「いた……っ」


俺の目的のそれは、目の前にある。



センパイは、顔を覆っていた手を退けて、"それ"を見る。


「………まさか…」


サーーッと言う感じに顔が真っ青になるセンパイ。


「センパイ。あれ乗りましょうか?」