年下男子とナイショのキス

「それじゃ、目的のピンクペンゴンくんショップいきますか」


センパイの腕を掴んで出発する。

最終的には、手と手を繋ぐカタチになった。



歩いて10分くらいしたら、目の前に目的の場所が見える。


ピンクの壁に、ワニとペンギンのマスコットが無数についている、ファンシーなお店。

外見だけで判断していいなら、
とてもじゃないけど、オトコに人気のお店だとは思いがたい。


「買ってきていいですよ?待ってますから」


そう言うと、センパイは「う………」と声を漏らし、ショップをちらりと見た。


「………あの…」


じっと俺を見据えると、ギュッと、俺の制服のすそを握られる。