年下男子とナイショのキス

姉ちゃんにもらったキーホルダーだ。


センパイの目は、これ以上ないくらいにキラキラと光っている。


「……欲しいんですか?」

「……」


センパイ……。 なんでそこでダンマリ…。


「センパイ、あげますよ?」


俺がキーホルダーを外そうと、金具の部分に手をかけると、


「…わわっ!ほんとに大丈夫だってば!」


俺の手を、ぎゅっと握ってソレを止める。


センパイは、俺のキーホルダーをもらう気はないようだ。


「……じゃあ、一緒に買いに行きませんか?」

「……………へ?」


俺の提案に、思いっきり目を丸くする。