年下男子とナイショのキス

「……中島くん…」


センパイは、控えめな声でそう呼んだ。


………"中島くん"…?


俺は、その名前の人を、1人しか知らない。


「あ。佐伯?委員会中ごめんな」

「……や。全然いいんだけど……」


良くない。

俺とセンパイの時間を邪魔しないでほしい。


「あ……っ。それ……」

「うん。……だと思って」


断片的にしか会話は聞こえない。けど。

イライラする。ほんとにイライラする。


「……ありがとうっ」


センパイは、中島センパイに、満面の笑みを見せた。