年下男子とナイショのキス

気がついたら、俺はセンパイの顎を掴んで、くいっと上を向かせてた。


センパイの顔が、正面にある。


「や……、やだ………っ」


センパイの拒絶の声が、嫌に耳に残る。



キーンコーンカーンコーン


昼休み終了のチャイムが鳴り響く。


「……あ。終了ですね」


俺は、センパイにどこまでなら、近づいていいんだろう。


センパイが好きだけど、キスもしたけど

この関係は"彼氏彼女"じゃないから。


好きだから、ギリギリまで近づきたい。


「続きは、放課後で」