年下男子とナイショのキス

「……そして本人無自覚…」

「だからーっ!なにが?」


「べっつにー」と言いながら、フィッとそっぽを向く。

………かわいこぶるなって…。


背筋になにか冷たいものが吹き抜けていった。



「あ、もう一回サッカーやるだろ?」

「………用事あるから」


手にタオルを5枚持って、玄関へと向かう。


「はあーっ?」という、叫び声は無視して。