年下男子とナイショのキス

「頼むよ!お前がいれば、試合は勝つし、女子からの声援もあって最高じゃん!」

「……意味わかんない」


まあ、もともと試合はやるつもりだったし、入れてって頼むのも面倒か。


「………えっ?悠斗こっちのチームなのー?」


俺が答えるよりも先に、


「おう!……てことで、俺たちのチームの応援よろしくう!」


そう言い残し、風のようなスピードで去っていった。


「忙しそうなヤツ………」


俺も、試合をしに、後を追おうと走り出した。