年下男子とナイショのキス

「山本くんっ!待って……っ」


足がもつれて、転びそうになる。

そのたびに、腕でわたしの身体を支えてくれるけど、待ってはくれない。


「ね…っ!お願い………」


そろそろ本気で無理だ。と思ったとき、
山本くんが急に止まったせいで、山本くんの背中に顔面が直撃する。



「いた………っ」


ぶつけた箇所をさすりながら、辺りを見渡す。

……すると、目の前に大きな乗り物があった。



「………まさか…」


顔が勢いよく青ざめてくのがわかる。



「センパイ、あれ乗りましょう?」