「ごめん雅也、私も数学ぜんっぜんわかんないや」
そう言って笑って見せたけど
凛太朗と伊織の心配してくれてる視線が
私には痛くて
「あ、葵も?
やっぱ今回の数2むずいよなー!」
「ねぇってば、聞いてる~っ?」
「聞いてる聞いてる、じゃあここのページなんだけどーーーー」
神様
お願いだから
これ以上見せつけないでください
もういやというほど泣いたじゃない
「えーっと、私はなにしよっかな」
これ以上傷つきたくないのに
「英語も範囲広いんだっけ?やんなきゃ」
だから、もう、
「あっ、まあくん
まつ毛ついてるーっ
ハルナが取ったげるっ」
許してください

