それから俺は、 日課であるジョギングをするため外に出た。 まただ。 公園に近づくほどに 嫌な気配がする。 恐怖心と葛藤しつつ 公園の横を横切ろうとした、まさにその時だった。 ん?男? と、刃物? ふいに振り返った男と目があってしまった。 しかし、俺が首を傾げると 気づかれてないとでも 思ったのだろうか。 そのまま立ち去っていった。