教室に戻ると、アイツの姿はなかった。






よかった。




と、おもって油断した。


振り返るとさっきまでいたはずの
紫苑がいない。


まさかっ





廊下を見ると、黒崎に連れて行かれる
紫苑の姿があった。




ウソだろっ



俺は慌てて二人の後を追って行った。







すると、怪しいビルに入って行った。





・・・・・って、ここ。








俺の親父のダチが働いてるとこじゃん。


鏑木さん、だっけ?


まじか。

入っても大丈夫だよな?

一応知り合いだし・・・






そう思って、俺も中へと入って行った。