ラブラボ! ~恋は華麗な復讐ゲーム~

別に、私は好きで処女を守ってきたわけじゃないわよ!



状況とタイミングが、私を処女にしてただけで、決して頑なに拒否してきたとか、そういうことじゃないんだからっ!



だいたい、雪美なんて、21年間誰とも付き合ったことなかったくせに、ここぞというときに思い切りがよすぎるのよ!


どうして、初恋もすっ飛ばして、いきなりベッド·インなわけ!?



私が心の中でまくし立てていることも知らず、雪美は私の目をジッとのぞきこんで言った。



「いい? 女の人生は、最初の男で決まるのよ。いい相手と巡り合えばいいけど、逆にスタートダッシュを間違えれば、その先は不幸せしかないんだって話だわ」



ふぅん、それで?



「だからね、私はすでに、最初の扉を間違えてしまったわけ。ということは、早急にその間違いを修正する必要があるのよ。つまり、この体験を失敗ではなく、成功談にする必要があるってわけ。わかる?」



「……あんまりわからない」



「もう、舞花……」



雪美は、軽くウェーブした髪をかきあげて、組んでいた足を組みなおした。



その仕草に、ところどころ色気が滲み出ているように感じるのは、気のせいかしら?



やっぱり、経験値を積んだおかげなのかしらね。



ちょっとだけカルチャーショックな気分。



別にね、取り残されて寂しいとかじゃないのよ。



ただ、ショックなだけよ。



純粋にね!



と、私は自分に言い訳をしてみる。



「とにかく」



雪美は、短く咳払いをした。