夕暮浪漫



いつも見ていた女のコが
振り向いてみたら凄い美少女で

そんな彼女と運命的な出逢いをして恋に落ちる


なんて


17年も生きてきたら
そんなご都合主義の小説や漫画のようなこと、現実にはそうそう起きるわけないってことぐらい悟ってるし。

そんな夢見る性格でもないし
別に期待もしていない。




「そこは声かけろよお前!恋はどこからはじまるか分かんねぇんだからさー。」

「はいはい。」

「はいはいってなー…。」


適当に流しながら公園を抜ける。



青い空と彼女の居ないベンチは
僕が知ってるいつもの景色と違っていて

なんだか無性に
彼女の背中が見たくなった。