とある國のヒメ


気になって、すぐに窓に近づき、窓を開けた。

「遅くなったけど。お祝いしてくれるんだろ?」

・・・カイ!

そこには、いつものようにいじわるな笑みを浮かべているカイがいた。

「おっそいわよっ。もうお祝いしてあげないって考えてたんだから!」

「ごめんごめん。まーしてくれないんだったら帰るけど・・・。」

カイは卑怯だと思う。

「して欲しいんだったらしてあげるけどっ。」

「はいはい。」

「なによーっ。あ、外の丘にいかない?ここだと、騒いでたら怒られるから。」

「うん。」

あれ?

答えたカイの横顔が、どこか寂しそうに見えた。

きっと、ファナの気のせいだよね。



私たちは城を抜け出し、城から少し離れた丘へと向かった。