~queen~

「朱莉」

そう言って振り返ると

珍しく真剣な顔して立ってる

連の姿

「どうした??」

そう言うと

あたしの腕を引っ張り

教室を出ていく連。

「おい‼連。

どうしたの!?」

この前の喧嘩から

数日がたった今日。

あたしの心も

だいぶ落ち着いてきて。

普通に学校生活送ってた。

あたし、

なんか連怒らせた??

怒らせるようなことした??

何でそんなに…

無口のまんま

あたしを引っ張っていくんだよ??

そうして着いた場所…

そこはあたしと連が

小さいころよく遊んだ

学校近くにある

大きい公園。