そんなことを考えながら、私と言いその場に立ち上がる。

「一人は花音ちゃん、もう一人は?」

そう言い28番を探す空君。

「……俺。」

そんな声が聞こえ振り替えると……否振り返らなくともわかる、私の大好きな司くんが立っていた。


「……司、くん……」


痛い、痛い。


私の心臓が悲鳴をあげている。

“早く逃げないと傷つくのはお前だぞ”

と。

「じゃあ彼カノ同士、思いを暴露してください。」

どうぞ!!なんて言われても私は何にも喋ることなんかできずただボーッと突っ立ているだけ。