「ごめん。購買なかなか買えなくって…」
「はい」と言って司くんに頼まれたパンを渡す。

「あっそ。」

と言って乱暴に袋を開けパンを食べる司くん。

私はいつもそんな司くんの5メートルぐらい離れた場所でご飯を食べる。

「……………」

「……………」

どちらも無言のまま司くんが先に食べ終わる。

「じゃっ俺帰るから。」

と言って私が食べ終わるのを見てささっと屋上を出ていく司くん。