戸惑う私を嘲笑うかの様に口角を上げているアスランはもう一度口を開き
「お前の大事な奴等の命を犠牲にしてお前が助かるか、俺の言うこと聞いてその大事な奴等を助けるか…」
「…そんな」
私が皆を犠牲にして助かったとしても意味ない
私には必要な、大事な家族・友達…
その人達を失うなんて…
まず、アスラン一人で人を手にかけるなんて無理なんじゃ………
思った事が顔にでていたのかアスランは馬鹿にしたように口を開く
「お前は忘れたのか?
あの日馬鹿な人間を…
こっちで言うテレビ局の奴等が苦しむ様を」
「…ッ!?」
そういえば、最近幽霊屋敷に取材していた人達が突然苦しみだし
おばさんや近所の人達が 何かに操られる人形の様にそこから離れる
不可解な現象が起こっていた


