「…ミシェル」
違うッ!!!私は美香だ!
ミシェルなんかじゃない
アスランは止めていた足を進め私に近づき…
「もう離さない…」
アスランは憎しみや苦しみ… 全てが狂ってしまった瞳で私をとらえる
「…………やッ」
嫌だ…‥―
「ッいや!!!」
「…黙れ」
あの闇に包まれた目で見つめられた私にこれ以上の自由は許されなかった
「お前はただ俺の言うことを聞いていればいい
それとも…………」
―…なに…?
『お前の大事な家族や友達を犠牲にして俺から
逃げるか?』
また意味の分からない事を言っている
家族?友達?
―…犠牲?


