行きと同じくバスと電車を乗り継いで地元の駅についた そして私は家へと歩き出そうとすると僅か向こうに見覚えのある人を発見して… 「あっ!!!!」 ばか正直な私の口は 思った以上に大きな声を 出していた 「……あぁ、あの時の」 私に気付いて向かって来る男の人は 深い海のような藍色の瞳を細め形の良い口をはにかんでくれていた 私は何故彼がここにいたのか気にはしたが先程の言動に恥ずかしくなり まず謝る事にした 「…すみません」 「何を謝ってるんですか? …また会えて嬉しいよ」