お祖母ちゃんは目を閉じ 話してくれていたが話終えていつもの笑顔を向けてくれていた
……そうだ、
幼稚園児だった私に
お祖母ちゃんはいつも話してくれていた
そして必ず私は…
「アスランは今も苦しんでるの?」
そう言うとお祖母ちゃんは悲しそうに目を細めて
「そうだろうね…
それほどまでにミシェルを愛していたのよ」
ミシェルさんはアスランを愛してはいなかったのだろうか………?
私の考えを見透かしたのかお祖母ちゃんが口を開いた
「美香ちゃんはどんな事があったとしても自分の気持ちに嘘をついちゃいけないよ?
きっと後悔するからね」
「……うん」


