――――――…
「はぁ…。乱暴な女だ」
涙を溜めて訴える男が何だか可哀想になり結局離してあげた。
「貴方の名前は?さっきから言ってるアイツって誰?」
「…俺はフォールス。アイツは………」
「アイツは?」
一々気になる言い方するのね…。
「アスランの事だ。」
「……ふーん。」
一瞬動揺したが平静を装う。
「んで…クレア達の所だったな。ついて来い」
「うん…」
彼…フォールスは何故か悲しそうな表情だったが私と目が合った途端視線をそらし歩いて行ってしまった
変だと思ったけれどそのままついて行く事にした。


