私ができることはないのだろうか…
どうすればその苦しみを少しでも癒すことができるだろう
「…エドマンドさん」
『おっと…少々長話をしてしまったようだ
私は用事があるから行かなくてはならない』
「うん…話てくれてありがとう」
エドマンドさんは私に笑顔を向けると風のように消えていった
「生きているようで死んでいる…」
考えた事のない事実に困惑しきっていた
私は椅子から立ち上がり 窓の前へ行き満月を見上げる
満月はずっとこちらを見張っているかのように存在していた
この月がクレアや他の者を苦しませているという事なのか
私にできる事…
「……………。」


