~ The last kiss ~






優しそうなエドマンドさんを呼んだ…






『…お呼びかな?姫様』


「わぁ!本当に来てくれた!!!」




私の前には優しい笑顔を浮かべたエドマンドさんがいた



『当たり前だよ

姫様に呼ばれたら無視なんかできないからね』




「姫様?」


さっきまでお嬢さんだったのに…




『…ああ、そうとも
貴女は姫だったのだよ』


「…………??」





姫だったって…

今日会ったばっかりなのにどうしてそんな事言ったんだろう?


それにどう見ても私は姫なんかじゃないのに






『いずれ全て、わかる時がくる…

今は分からなくていいんだよ』



「う、うん」




あまりに真剣な表情に私は頷くしかなかった