どこからか少年の声がしたと思うと
瞬く間に獣が煙のようなものに覆われていてその煙がなくなった時…
「…ッ!?」
ルーシィさんの隣に10歳くらいの赤毛の男の子が立っていた
「あれ?獣が……」
「アンタ頭悪ぃんだな
見りゃ分かるだろ
獣に化けてたんだよ」
「口を慎め、アイビー」
ルーシィさんはすかさずアイビー君を一喝するが私は構う事なくジーッと彼を見つめる
「なんだよ」
「……い」
「「……?」」
「すごいッ!!!
ねぇ、他にどんなのに化けられるの!?」
私は溢れる好奇心に身をまかせてアイビー君に詰め寄っていた


