桜が咲き終わった頃の寂しい茶色だけの桜並木を通り抜けたら、見えてくる。 辛い過去を吹っ切って、新しい気持ちで今日から私の通う学校が。 ---------------------- 「今日からこの学校に転校してきた大橋 栞さんです。皆仲良くね」 担任の三宅先生がそう言って、私はペコリと浅くお辞儀をした。 三宅先生は、20代くらいでとても綺麗なひと。 下見に来たときも、同じ女性なのに思わず見惚れてしまっていたほどだった。