その子が納得し終えると、今度は少しギャルっぽい女の子が問いかけてきた。


「どこから来たの!?」


「...ここから、ずっと遠いところだよ」


また、嘘をついた。


本当は、ここと同じ県内。


私は、どんどん嘘で塗り固められていく。


「そうなんだあ!やっぱり、寂しくなるよね、前の学校とか」


「あ...、うん」