朝になり、土方さんが起こしてくれた。
昨日は近藤さんがすまんなと、優しく呟いた。
首を横に降り、彼の後を歩いた。



「お世話になりました。」「あぁ。気つけるよ。」「はい!ありがとうございました。」「じゃぁな。」「はい!また。」「ああ。またな…。」
また会う約束をし、彼と別れた。
すでに彼に惹かれていたのかもしれない。
「あの!」
雪の中、彼を呼び止める。
「ん?なんだ?」
「また…。会えますよね…?」「はぁ?ったく…。団子屋に行く約束した気がするが?」「はい!また…!」「きぃつけてな。」

軽く手を降り、彼を見つめる。
涙が出そうになる。
締め付けられる思い。

私はまた…あの地獄に戻るしかないのだろうか。イイや。替えて見せる。