幕末恋絵巻〜叶わなかった運命の恋〜 土方歳三 君菊 編

「はい。ありがとうございます。」


ニコッと微笑んだ後、私を引き寄せた。

「お話ってなんですか?」「あっ…ああ。それが…。」





焼けに土方さんの頬に光が差し込み、目を縮める。
「土方さん?」
「あ…それがな…。」




…………………………




頭が真っ白になった。
今、私は何をしているのだろう。

頬につたわる雫を拭う土方さん。

「なんでですか…?なんで今更お琴さんと一緒になるのですか?私では足りませんでしたか?男と女の駆け引きさえ、させないからですか?私じゃ、満足できませんか?お琴さんが好きだったんですか?それとも…「ちげえっつってんだろうが!」