幕末恋絵巻〜叶わなかった運命の恋〜 土方歳三 君菊 編

「おめでとう!陸奥姉、咲!」
「え?!咲も今日?」

机の真ん中の栗きんとんに釘付け。
「土方さ…無理!美紀さん!/////」
「ハイハイ…。今日ね、咲の恋が実りました。」
「えええッ!本当…!」
「えぇ。」
「もうお嫁に行っちゃうのかぁ…。陸奥姉も、咲も。」「え?!」
「咲…。言わなかったっけ?私、明後日から八百屋の嫁。」「えー!」
明後日から陸奥姉は八百屋の嫁さん。多田 陸奥子から、小野 陸奥子へ。
「誕生日と嫁入りを兼ねて、お祝いッてわけ。」「なるほど…。」
「今まで色々ありがとう。本当に。2人には助けられたわ。」
陸奥姉はこう言い残し、明後日の朝。八百屋の旦那さんが迎えに来て、去って行った。