「おぅ…咲。」
「土方さん…」
外には既に土方さんが待っていた。
凄く好き。抱きしめられたし、口づけだって…。でも…。
まだお琴さんを思っている事は知っていた。
「行くか。」「はい…!」
土方さんの後ろを歩くと、土方さんの香りに包まれる。
時が止まれば良いのにと何度も唱えた。
「こいよ。隣。」「えッ…」
肩を引き寄せられ、私の香りと土方さんの香りは一つに成った。
「あれぇ…。君菊さんじゃなぁい?」「太田屋の…夢さん?」「えぇ!すっかり有名よ、君菊さん。太田屋でも評判なのよ。松島屋に君菊って言うべっぴんさんがいるってね。」「そうなんですか?松島屋でも、太田屋の夢さんは三味線が本当に御上手だって!」
「土方さん…」
外には既に土方さんが待っていた。
凄く好き。抱きしめられたし、口づけだって…。でも…。
まだお琴さんを思っている事は知っていた。
「行くか。」「はい…!」
土方さんの後ろを歩くと、土方さんの香りに包まれる。
時が止まれば良いのにと何度も唱えた。
「こいよ。隣。」「えッ…」
肩を引き寄せられ、私の香りと土方さんの香りは一つに成った。
「あれぇ…。君菊さんじゃなぁい?」「太田屋の…夢さん?」「えぇ!すっかり有名よ、君菊さん。太田屋でも評判なのよ。松島屋に君菊って言うべっぴんさんがいるってね。」「そうなんですか?松島屋でも、太田屋の夢さんは三味線が本当に御上手だって!」

