幕末恋絵巻〜叶わなかった運命の恋〜 土方歳三 君菊 編

「ぅっ!」
また貴方の香り。
土方さんと私の影が重なり合う。
「土方さん…」「咲…」
なんて幸せなんだろう。
抱きしめてもらうだけで満たされてしまう。
「咲…?」「なに?」
「ッ…。かね…?」「え?」
なにを言ったか気が取れなかった。なんなのだろうか。
「明日…。空いているか?」「ぇ…?」
胸の鼓動が聞こえそうで怖い。
「また…河原の夕日…。見に行こう。明日は意外に仕事もねぇし。次の日からは出張だからよ。」「はい!」

こうして約束を交わし、眠りについた。