ヴァンパイアヒューマン−桜−



『ミーナ様、あの…』


ジャックはミーナに歩み寄って、ミーナを抱きしめた。


『ミーナ様、こんなタイミングで告げるのもなんですが…私はミーナ様をこれから先もずっとずっとお守りしたいと思っています。でもそれは、一国の剣士としてではなく、一人の男として…ミーナ様、私と結婚して下さい』


ジャックはミーナの目を真剣に見つめて告げた。


ミーナはそんなジャックの目をじっと見つめた。


そしてミーナは深く頷いた。


『ありがとう、ジャック』


ミーナは笑顔を見せた。


そして二人は眩しい月明かりに包まれながら、優しく口づけをした。