『ミーナ様…。わかりました、行きましょう。あたしはミーナ様をお守りするために一緒に来ました。だからミーナ様が行く以上、あたしも行きます』 ハートは覚悟を決めた。 『ラッセル、ハート…ありがとう』 ミーナは笑顔で告げた。 『よし、行くか。待ってろよ、トライバスタン城。待ってろよ、バゼル!!』 ラッセルは気合いを入れる意味も込めて大声で叫んだ。 3人は世界一の盗賊集団バゼルがいるトライバスタン城に向かって、勇敢に歩き出した。