『みんなには関係ない!!これは…これは俺の問題だから!!』
ジンタは声を荒げ、そして一人どこかへ走り去って行った。
『ジンタ…』
ミーナは走り去るジンタを心配した。
『君たちジンタの友達かい?』
ふとミーナ達の背後から声がした。
ミーナ達は背後を振り返った。
するとそこには、老いぼれた老人とボロボロになった服を着た浮浪者のような数人の人がいた。
『ワシたちはこの村に住むヒナタの村民で、ワシの名はズブじゃ。お前たちジンタの友達か?』
ズブはミーナ達に尋ねた。
『はい。旅の道中でジンタと出会ってそれからずっと仲間です』
ミーナは笑顔で答えた。


