『ここは俺たちの縄張りだぜ』


そう言って、一人の盗賊がダイヤの肩を掴んだ。


『放して下さい!!』


ダイヤは肩を掴む盗賊の手を払いのけた。


『このアマー!!』


盗賊の一人はナイフを片手にダイヤに斬りかかった。


ダイヤは辛うじて避けたが、左腕をわずかに斬られた。


『そこをどいて下さい!!お城に帰れないじゃないですか!!』


ダイヤは3人の盗賊に怒鳴った。


『お城!?なるほど…』


盗賊のリーダー的な男が不敵な笑みを浮かべた。


『ヒャハハハハ、お前たちグラバドールの人間か』


ナイフを持つ盗賊が不敵な笑みを浮かべて言った。