しかし、覗き込んだ先にはクロードの姿はどこにもなかった。
『クロード…』
不意に消えたクロードの姿をミーナは気にしながらも、ミーナはクロードに言われた通りに部屋を出て左に行った先の銅像へとたどり着いた。
『これを動かすのか…えいっ!!』
ミーナは力いっぱい銅像を右から左へと押した。
銅像を動かすと、その背後から地下へ続く階段が姿を現した。
『こんな所に隠されていたのか…よしっ!!』
ミーナは駆け足で地下へと続く長い長い階段を駆けて行った。
その頃地下室では…
『ミーナ様…無事かな!?』
地下室の鍵のかかった部屋で、ラッセルはハートと共にミーナを心配していた。


