そしてその湖のほとりには丸太で作られた一軒の小屋が建っていた。


『もしかして、あれがきこりの家…?』


丸太小屋を見たミーナは呟いた。


『そうですよ、あれがエリック王のおっしゃっていたきこりの家ですよ。やっと見つけた…』


ようやく小屋を見つけたラッセルは一安心した。


3人は小屋へと足を進め、ドアをノックした。


しかし、中からは何も応答がなかった。


『すみません、失礼します!!』


ラッセルはそう声をかけて、ゆっくりとドアを開けた。


小屋の中には木で作られた椅子や机がある以外、特に誰もいるような気配はなかった。


『誰もいないみたいね…』


部屋の中を見回したハートが呟いた。