大きくなった手のひら~初詣編~




信じられなかったけど、健太が話す昔のことは、わたしも知ってる事実ばかり。


あの花が健太だってのをやっと、受け入れることができたのは年末だった。


それから健太とは会ってないし、今日だって、別に約束してたわけじゃない。


言ってみれば、健太が勝手に来たまでだけど……。



あの日以来、健太のことが気になっている自分もいた。


花だと知って、あの頃のことが甦る。



いつも一緒にいて、大好きだった花。


その好きがどんな意味だったかは覚えてないけど、離れたくなかったのは事実。


それが今の自分とリンクする。



急にそう思えたのも、花が彼女はいないと言ったのも一つの要因かもしれない。