【土方】


総司の訃報が届いた。




「あいつ…、1人で泣いてんじゃねぇだろうな…」




俺は涼の事が気になり、総司からの文を握り締めたまま、あいつの部屋に向かった。




「1人で食べても…、美味しくないよ…。沖田さん…、沖田さん…っ」




わずかに開いた襖から嗚咽交じりの涼の声がした。




やはり、1人で泣いてたか…。