『ねぇ、涼ちゃん。舞が見たいなぁ』




『熱いですねぇ、お2人さん』




『い、痛いですよ、土方さん。それとも、豊玉さんって呼んだ方が良いですか?』




『あっははは!涼ちゃん、今になって船酔いしてるし!』




『涼ちゃん』




彼の優しい面影と声が脳裏に浮かぶ。




「もう会えないんですか…、沖田さん…?ふっ…、く…、うあぁああぁあ!」




私の指から金平糖が零れ落ちて行った。