「土方さん…、それって…」 「総司の訃報が書かれた文だ。お前にも来てるだろ?」 「…はい」 さっき届いた文には沖田さんの訃報が書かれていた。 文によると、彼は最期まで新選組に復帰する事を望み、懸命に生きようとしていた。 でも、それは叶う事なく、慶応4年5月30日、労咳で亡くなった。 近藤さんが亡くなってから、1ヶ月と少しが経った頃だった――。