記憶の桜 -花空残夢-



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「んっ…」




「目が覚めたか?」




目を開けると、寝間着に身を包んだ土方さんが居た。




彼も怪我をして、療養していたらしい。




「土方さ…、っ!?」




身体を起こそうとすると、全身に痛みが走る。




「無理はするな。全身傷だらけだからな」




よく見ると、腕やら足には白い包帯が巻かれている。




土方さんが治療してくれたのだろうか…?