彼らは振り向かずに、手だけを上げて答えてくれた。 2人の姿が見えなくなると、涙が出て来た。 また…、仲間が新選組から去って行った…。 でも、あの2人にはまた会えるかもしれない…。 今はそう信じていたかった――。