記憶の桜 -花空残夢-



彼らは振り向かずに、手だけを上げて答えてくれた。




2人の姿が見えなくなると、涙が出て来た。




また…、仲間が新選組から去って行った…。




でも、あの2人にはまた会えるかもしれない…。




今はそう信じていたかった――。