彼らは憎しみに捕われた私を救い出してくれた。 彼ら以外にも、山崎さん、島田さん、ゆり、愁、大鳥さん、榎本さん…。 数え切れない程の人に支えられ、私は此処まで来れた。 感謝してもしきれない…。 「土方さん…、彼らはずっと私達の傍に居ますよね?」 「ああ」 私達は身体を寄せ合いながら、桜が舞う青い空を見上げた。 彼らはこれからも生き続ける。 私の記憶の中で。 桜が咲き続ける限り――。