「俺は位の事でどうこう言うつもりはありませんし、それに、年上の人に敬語を使われるのは恥ずかしくて…」 「……。分かった…」 土方さんが謝罪を入れた理由はただ1つ。 愁が婿入りした片桐家は江戸幕府の重臣だったからだ。 そんな所に婿入りした愁は凄いと思う。 「その話はさておき、姉上、俺達と一緒に暮らさない?」 愁の突然の誘いに驚いた。 今まで愁と離れていた分、一緒に暮らしたいという気持ちはある。 でも、私は…。