――――――――――― 「もうじき弁天台場だ!準備を――」 パァン。 銃声と同時に彼の身体に鈍い衝撃が走った。 馬は銃声に驚き、私達を振り落とした。 幸い、振り落とされたのは私も土方さんも草が茂った木陰だった。 「うっ…」 土方さんが咄嗟に庇ってくれたのか、私に目立った怪我は無い。