記憶の桜 -花空残夢-



彼と夫婦になる…。




それは私も望んでいた事。




その望みは願うだけで、叶わないと思っていた。




でも…。




「俺はいつ死ぬか分からねぇ身だ。それでも、俺はお前と夫婦になりてぇ」




彼はまっすぐと私を見て来る。



私はつい、視線を外してしまった。




「俺と夫婦になるのは嫌か…?」




彼は辛そうに顔を歪めた。




そんな顔しないで…。




私は土方さんに抱き着いた。