記憶の桜 -花空残夢-



何か、あったのだろうか…?




「どうかしましたか?土方さん」




「涼、ちっと目ぇつぶれ」




「え?」




「良いから」




土方さんが言われるがままに私は目をつぶった。




「動くなよ…」




すると、彼が私の髪に触れた。




何やら、髪をいじっている。




シャラン。




耳の辺りで何かが擦れる音がした。